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【就活情報】押さえておきたい「自己分析のポイント」

【就活情報】押さえておきたい「自己分析のポイント」

押さえておきたい「自己分析のポイント」

目次

1.就職活動で聞かれ続けることはただ一つ
2.自己分析と、自己PRと、エピソードの違い
3.自分の「特性」をつかむ
4.“自分らしさ”は、どのように培われたのか
5.自分の“価値観”を明確にする
6.分析結果をもとに、「伝える自分」を言語化しよう

 

1.就職活動で聞かれ続けることはただ一つ

就職活動では、事務所側との接点において、いろいろなシチュエーションがあります。それぞれに準備をしなければ…と考えて途方に暮れてしまう人も多くいます。実は就職活動で選考側が知りたいことはたった一つだけです。

「あなたって、どんな人?」

聞かれている事はただこれだけです。正解はありません。そのため、準備をしておくことはただひとつ。「自分はこんな人間です」という事を自覚し、具体的に説明ができるようにしておくことです。

 

2.自己分析と、自己PRと、エピソードの違い

業界や職種を問わず、自己分析や自己PR・エピソードの違いを明確に捉えていない様子が見受けられます。ここで少し整理をしておきましょう。

「自分はこんな人」と具体的に自覚できていること。これが、自己理解です。

自己理解のためには、自己分析が必要です。「就職活動では自己分析が大事!」と言われるのは、自己PRを作るのに必要であるのと共に、様々な選択肢の中から、自分の意志で働き方や生き方を選ぶためです。好き嫌いの指向性、行動や感情や思考のパターン、大切にしたい価値観など、自分という人間を様々な特徴に分けて明確化していきます。「自分はこんな人」と言う基準が定まることで、何が自分にとって必要なのか・大事なのかという判断ができるようになります。

そして、自覚できた「自分」を伝えていく作業が、自己PRです。「自分はこのような特徴を持つ人で、このようなことができ、このような事をやりたいと思っている!」という意思を能動的に希望先に伝えていく行動です。

自己PRで伝えている事の証拠・裏付けとして添付する資料がエピソードです。「依頼人の立場に立つことができます」「達成意欲が高いです」と初対面の人に言われても、信憑性がありません。実際にやってきた自分の経験や行動を添えることで、その特徴は再現性があり、入所した後も発揮できるという事を保証するのです。そのために具体的なエピソードが必要となってきます。

選考側は、華やかなエピソードや自慢話を聞きたいのではありません。その人の“お人柄”が垣間見える情報がほしいのです。そのエピソードを使ってどんな自分を伝えたいのかという事を明確にしておく必要があります。

 

3.自分の「特性」をつかむ

自分はどのような仕事や環境に向いているのか?

とても気になる部分ですが、これは、実際にやってみないとわからないことばかりです。しかし、自分の特性が理解できてくると、ある程度の予想がつくようになります。

“特性”とは、「その人が持っている、性質や能力、特質」です。その人がよく行う行動パターンや判断の過程などに現れます。

似た言葉として、“特徴”があります。これは、「他と比べて違っていて、特に目立つ点」です。比較対象がある中で、程度や頻度を見ていくものでもあります。

就職の選考過程では、スキルや知識よりも特性が重視されます。これは仕事のやり方に直結する為です。仕事で必要とされる知識やスキルは、短期間で身に付けることが可能です。しかし、特性は性格や資質をベースに今まで積み重ねてきたもののため、新たに身に付けたり変えたりするには時間がかかります。それぞれの組織にとって、特性の合わない人を採用するのは、効率が悪いのです。また、自分の特性とかけ離れている仕事や環境につくと、自分らしさが発揮されず行き詰まりを感じる原因にもなります。

以下のリンクの診断では、4つの項目において、2つの方向性を提示していきます。仕事をしてる自分を想像した時に、どちらの行動や気持ちになりやすいのかという事を考えてみましょう。

どちらがいい・悪いということではありません。また、どちらかに完全に分類ができるほど、人の特性は単純ではありません。「どちらかといえば、こっちかな?」「仕事の状況ではこっちかも」という感じで、自分の“起動スイッチ”を知るための道具のひとつとして考えてください。

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タイプ別診断はこちらから

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もちろん、どのような組織にも、それぞれのタイプの人がいなければ仕事は成立しません。そして、どちらかしかないというような組織もありません。しかし、人にはそれぞれ特性や傾向があるように、組織や仕事にも特性と傾向があります。自分の特性を理解し、なじみやすい仕事や組織を想定していくことは、働き方を考えていくうえで重要な視点です。

4項目の自分の方向性を考えながら、「自分はどんな行動パターンを持つ人なのだろうか」という事を文章にまとめてみましょう。そして、どのような環境ならば、自分の特性を発揮できるのかという事を考えてみてください。

 

4.“自分らしさ”は、どのように培われたのか

私たちは、日々さまざまな出来事を経験していますが、そのほとんどを忘れてしまいます。

しかし、自分にとって重要な情報は、鮮明な記憶として残っています。今の「あなた」は、性格や資質を基に、幼少期から様々な判断を積み重ね、いろいろなパターン繰り返してきたことによって形成されました。過去を振り返り覚えている出来事は、大きな決断をしたり、能力や価値観などを得てきた可能性があります。また、その人の行動や感情・思考パターンが見えてくるものです。

次の質問は、自分の特性を知る10の質問です。幼いころから思い起こし、具体的な出来事として思い出してみましょう。

①自分らしく生きていると実感をできたのはどんなとき?

②自分で選んだという自己決定の感覚があったのは、どんなこと?

③何かを作ったり、工夫したなど、創造性や知恵につながる経験をしたのはどんなとき?

④成長したな、一皮剥けたなと感じたのはどんなとき?

⑤その中でも、特に今の自分に影響を与えた出来事はどれ?(3つくらい)

⑥その体験からあなたが学んだこと。

⑦その体験での選択(何を選んだか、どうしてそれを選んだのか、どんな場面でどんな選び方をしてきたのか)

⑧自分のどのような特性・特徴が発揮されたのか。

⑨自分のした行動・しなかった行動の影響はどのようなものがあったのか。

⑩その結果、あなたが獲得した価値観や信念は何か。

*⑥~⑩の質問に関して、⑤で上げた3つの出来事それぞれで考えていきましょう。

これらは、あなたの転機である可能性があります。そして、その中には「弁護士になる」と決めた原点も含まれていることでしょう。今のあなたの特徴やパターンを作ったり、方向性を決めたきっかけです。ポジティブな経験から得る場合もあれば、辛かったり大変な事を乗り越えたことで得られたこともあるでしょう。出来事に、自分でどのような意味づけをしたのかをふり返っていくのです。

特性を具体化し、他者との関わりの中で特性を発揮していくことで、自分も周囲からも特徴として認識されていくことになります。その過程をひも解いていくことで、自分自身の核となるものや、他者と比べて優位性を持つアピールポイントを見つけていくのです。

これは、選考側に「自分」を伝えていくためのネタ出しでもあり、自己理解を促進させていくために必要な情報収集です。また、その特徴の証拠となるエピソードの抽出になります。アピールポイントにつながることですので、じっくりと思い出しながら進めてください。

 

5.自分の“価値観”を明確にする

就職活動では、組織の軸と、自分の軸とのすり合わせが大切です。この軸のひとつが、価値観と表現されるものです。

価値観とは、『ある物事にどのような値打ちや意義を認めるかについてのそれぞれの人の考え方』です。何を大事だと思っているのか、どのような判断基準で物事をきめているのか、という事を分析していくことは、自己理解の大きなポイントでもあります。

まずは自分の軸を明確にしてと、折り合いをつけられることなのか、絶対にゆずれないことなのかという判断がつくようになります。価値観に「良い」「悪い」はなく、「相違がある」だけです。そして、なるべく自分の軸に近いものを見つけることが、「自分にあう」という事につながります。企業活動やプロジェクトは、それぞれの価値観に基づいて行われています。日々の業務での判断基準が、自分の判断基準と違っていると、違和感や焦燥感、不安や不満を持つようになります。これを未然に食い止めるためにも、自分の軸を明確にしておきましょう。

価値観を明確にする方法はいくつもありますが、ここでは次のワークに取り組んでみましょう。

次にあげる言葉から、仕事において大事だと思う事を5つ挙げてみましょう。


チャレンジ、誠実、協調、サポート、愛、効率、成功、思いやり、信念、 創造性、好奇心、 知性、美意識、改革、勤勉、 ユニーク、野心、調和、楽観的、安定、 友情、正義、人間関係、達成、リラックス、 冒険、分析、権力、個性、知識、伝統、 自由、社会貢献、自己実現、地位、健康、お金、時間、家族


その言葉の自分なりの定義と、選んだ理由を書き出してみましょう。「大事だから」で終わらすのではなく、「なぜ、大事なのか」「どのように大事なのか」という事を掘り下げて考えてみてください。

 

6.分析結果をもとに、「伝える自分」を言語化しよう

この記事では3つワークで、自身の特性や特徴、価値観を分析してきました。この情報をもとに、自分に合っている環境を具体化し、希望先の情報とすり合わせることで、自分にとって入所するメリット・ベネフィットが見えてきます。同時に、希望先があなたを採用するメリット・ベネフィットが見えてきます。あとは、先方にとってのメリット・ベネフィットを伝えていくだけ。これが自己PRと志望動機になります。

 

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◆筆者プロフィール

菊池啓子(きくちひろこ)・キャリアコーチ 国家資格キャリアコンサルタント
株式会社リクルートの営業を経て独立。「自ら選んで、とべ!」という理念のもと、自らの望む生き
様を実現させたいビジネスパーソンの育成に力を注ぐ。企業研修トレーナーとして従業員 30 名ほ
どの中小企業から TOYOTA、オムロン、三菱地所など大手上場企業まで 50 社以上の企業研修を
実施。若手から管理職まで幅広い層の育成を手掛け、年間登壇数は毎年 100 回を超える。また、ア
スリートのメンタルサポートや3つの大学で講師としてキャリアデザインを担当。
著書に『一週間で完成!内定獲得できる本~ストレスに負けない就活コーピング~』(祥伝社)。
公式 LINE にて「ストレス対処法」「ビジネスコミュニケーションのコツ」
「自分の望むキャリア選択のヒント」などを毎朝コンパクトに発信。

 

 

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